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2010年3月12日 (金)

メーカーのエンジニアが設計部を降板するとき

 自分が、とあるメーカーの設計部員であることは、これまでにもブログで書いてきたことだが、この度会社の人事異動で設計部を去ることになった。

 中途入社から 11年、フリーランスの時代も含めると約20年に渡ってメカトロニクス制御専門のソフトウェア設計に携わってきたエンジニアだったが、今年(2010年)3月一杯でソフトウェア設計業務から離れることになり、設計開発とは無縁の職場へ異動する。

 過去、自分の事業が倒産した時ほどのショックではないものの、専門バカが故に唯一能力を発揮出来た場を失うことへの戸惑いや、愛情を注いだ製品との決別、システム・エンジニアとしての人生が終わることの寂しさは計り知れないものがある。

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 秘かに抱いていた二足歩行アンドロイドも夢に終わった。 いいじゃん夢くらい見たって(笑)

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 ソフトウェア開発の為に会社が貸与してくれた PC や自席の周囲には、ビデオカードやドライブ類、書籍や初音ミクのフィギュア等様々な私物が置かれている。此れ等を撤収するとき、涙無くして作業出来るだろうか?誰も居ない休日に出社し、ダンボールに私物を詰め込む我の姿を想像するだけで目頭が熱くなる。

 事業を倒産させたとき、妻の親は「孫を連れて帰って来い」と妻に言った。妻は「それでも私はあの人に着いて行きたい」と言ってくれたことが支えとなって今日の自分が在る。そんな妻に今回も救われた。「あなたは何人分もの仕事を、たった独りで立ち回って来たんでしょ?会社が休息のご褒美をくれたのよ」

 ありがとう、この人と結婚して良かった。生まれ変わってもきっとお前と結婚するよ。

 落ちぶれて引退するよりも、現場から惜しまれつつ引退出来たのなら、それはそれで良かったのだろう。

 4月からは心機一転、新たな会社での生活が始まる。出会いも生まれる筈で自分の持つ新たな可能性を模索しよう。そして、11年前全てを失った自分を拾ってくれた会社への恩を返そう。

ひでのブログ http://hidekyan.cocolog-nifty.com/blog/

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