USB 3.0 とドライブの転送速度

　現在主流の USB 2.0 の転送速度は 480M ビット／秒 だが、現在構想中の USB 3.0 は 1Gbit/S とか 5Gbit/S 等と噂されるも、仕様策定時期の予定などは、今のところ明らかになっていない様だ。

　ここで、誤解している人も多いのでストレージ・デバイスの転送速度について ”おさらい” してみたい。USB 2.0 が 480M と認識している人は多いが、480MB/S だと思っていないだろうか？ 480Mbit/S だから 60MB/S であることに注意したい。対して UltraATA100、とか ATA133 等の数字は 100MB/S、130MB/S なのだ。

　従って UltraATA133 の HDD を USB 2.0 のドライブケースに入れて使うと論理スピード上は随分と損することになる。…が、SATAII のドライブであっても実効速度は速くても 100MB/S 程度と言われているので、インターフェースの仕様にドライブの性能が未だ追いついていないと言えるが、（サーバ用途の SCSI HDD は 10,000rpm 以上の高速ドライブが存在し、もっと速い）USB 2.0 では既にドライブの性能を出し切れないのも確かなので、USB 3.0 に期待したいところだ。個人的には IEEE1394 は USB 3.0 が登場したら消えてもらいたい。幾つも規格があっても面倒だし…

• Seagate社が1TBの3.5HDD発売、データ転送速度は105Mバイト/秒 (2007/06/29)
• ＩＤＥハードディスクの転送モード一覧

名称	データビット数	クロック	速度
ATA PIO Mode4	16bit	8MHz	16MB/s
Ultra ATA/33	16bit	16MHz	33MB/s
Ultra ATA/66	16bit	33MHz	66MB/s
Ultra ATA/100	16bit	50MHz	100MB/s
Ultra ATA/133	16bit	66MHz	133MB/s
Serial ATA/1500	1bit	1500MHz	150MB/s (1500Mbps)
Serial ATA/3000	1bit	3000MHz	300MB/s (3000Mbps)

SATA はシリアルで 1byte が 10bit に変換されるらしい！？

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