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2009年5月 6日 (水)

Windows 7 RC (Release Candidate) をβ版から上書きインストール

 昨日(2009年5月5日)提供が開始された Windows 7 RC (Release Candidate = 製品候補)版をβ版からの上書きインストールを試みた。(5月5日~米国サイトで公開、日本語版を含む5言語版(英語、ドイツ語、日本語、スペイン語、フランス語)がダウンロード可能で日本語サイトでは5月7日に公開の予定。)

 インストールした PC は既に Windows 7 β版をインストールしてある PC で DVD からのブートではなく、β版が起動されているデスクトップからインストールを試みる。

Sitew300

DVD イメージの ISO ファイルは、下の URL からダウンロード出来る。

Dlw300 ダウンロードには 64-bit、32-bit 何れかの OS を選択して言語:日本語を選んで [ GO ] ボタンを押す。
Dlmw300_2 β版と同様ダウンロードマネージャがインストールされて 2.51GB の ISO ファイルがダウンロードされる。
Bsw300_2

ISO ファイルを DVD に焼く、自分は B's Recorder GOLD9 で焼いた。

1

今回はβ版の Windos 7 上からインストールしてみた。

Windows XP、Windows 7 β搭載 PC ではクリーンインストールが必要だとアナウンスされているが…

3 β版から RC 版へはアップグレード・インストールは出来ない筈だが、アップグレード(U) という項目が表示されるので、アップグレードを試みた。
4

しかし、互換性レポート(デスクトップに保存)というダイアログが表示される。

内容は:You Can't upgrade this Prerelease version of windows 7. やはりアップグレードでのインストールは出来ない。

5 改めて、新規インストール(カスタム)(C) を選択して、インストールするディスクのパーティションを選択した。
6

Windows 7 β版から RC 版のインストールが始まる。

但し、ドライブ C はフォーマットされなかった。

Des2t6w300 インストール完了後、β版で見慣れたデスクトップが現れた。
Exw300

ドライブ C をエクスプローラで見ると、β版で使っていたフォルダが残っている。また Windows.old を称したフォルダが出来ている。

Data、dvd、uty 等のフォルダはβ版で自分が作ったフォルダで、各種ユーティリティソフトを収めてあって、そのまま残っているので環境構築が楽になると思われる。

 下の、β版で動作確認したアプリケーションは、当たり前とも言えるが全て問題なく動作した。

Uacw300 今回のインストール後も、真っ先にユーザアカウント制御 UAC のレベルを下げた。

 クリーン・インストールを行わなかった訳だが、特に不備は見当たらないし、むしろドライブ C に作ったフォルダをフォーマットしなかったことで環境構築が楽だった。

 Program files にインストールされたアプリケーション・ソフトやレジストリが残っている訳ではないので、たまたま自分はドライブ C にユーティリティ・ソフト等を置いてあってネットワークからファイルを持ってくる手間が省けたということであって、上書きインストールを過度に期待する程の効果は得られないと思うので、万人にこれを勧める訳ではない…

 恐らく多くの人がクリーン・インストールする記事を書くと思われるので、クリーン・インストールしなかった場合はどうなるのか?を実践したまでの話だ。


 RC 版では、もしかしたら可能かとも思い、いちおう検証してみる。

Wmpvw300 Windows 7 RC 版の Windows Media Player のバージョンは 12.0.7100.0 だった。
Boxfw300_2 DRM フォルダの場所は、C:\ProgramData\Microsoft\Windows\DRM に存在するが、IndivBox.key のバージョンを確認するには、Windows VISTA 同様に少々面倒なことをする必要がある。
Detailw300 そのままでは、IndivBox.key のプロパティで詳細タブを表示させても、Windows XP と違ってバージョン番号を見ることは出来ない
Versionw300

そこで、IndivBox.key をコピーして拡張子 key dll に変更する。ここでは IndivBox - コピー.dll としてプロパティの詳細を見ると、ファイルバージョン 11.0.6001.8000 と表示された。

これなら DRMDBG 3月3日バージョンで可能かとも思ったが…

Ddw300

DRMDBG を起動すると、不明なエラー・ダイアログが表示される。

Indiv01.key のバージョンも表示出来ないし、KID/SID も取得出来ない。

Drmdbgvw300

DRMDBG の起動について、Windows XP (Service Pack 3)[v] 互換モードでこのプログラムを実行する & 特権レベルで [v] 管理者としてプログラムを実行する…として実行しても状況は変わらない。

…ということで態々今から Windows 7 の RC 版で DRMDBG を実用化したい人も居ないと思うが、そういうことだった。


Jpsw300  5月7日、日本語のサイトでも RC 版の提供を開始したので ISO ファイルをダウンロードしてみた。バイナリ・レベルで厳密に比較した訳ではないが、米国のサイトからダウンロードしたものと同じものだった。

ひでのブログ https://hidekyan.cocolog-nifty.com/blog/

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