メンテナンスフリーの水冷CPUクーラー Corsair H50 購入!
以前から欲しいと思っていて、Corei 7 を導入したら購入しようと思っていた水冷式の CPU クーラーが今日 PC DEPOT で少しだけ安く販売されていたので、購入してきた。
2009年11月28日(土)~12月4日(金)のチラシで、各店2~4台という代物だった。ほぼ開店時刻に買いに行くと近所の PC DEPOT には2台しか置いておらず、自分が購入したあと直ぐに他の人も購入して初日で売り切れた様だ。 \9,970 |
Corsair H50 は、銅製のウォーターブロックをベースとするポンプユニットと、小型ラジエターをフレキシブルチューブでつないだ構造を採用し、冷却液の充填など、面倒なメンテナンスなしに優れた冷却性能を発揮すると謳われる液冷クーラーだ。
最近 PC ケース COSMOS の2台目をゲットしたので、効果の程をテスト PC で試してみたいと思う。本来なら TDP の大きな CPU を使い CPU へ高い負荷を掛けてテストしたい処だが、あいにく高い TDP の CPU を動かすマザーを持っていないので、P4 3.0GHz TDP84W の PC で試す。
なんでも半永久的にラジエター液を補充する必要がない点が評価出来ると思う。値段も1万円程度なら高級な CPU ファンを購入するのと大して差もないし、ポンプが故障する頃には PC も組み直している頃だろうから使い捨てだと思えば安いか? | |
部品構成もシンプルで、組み立て時の面倒がなさそうで良い。 これまでの水冷ユニットは「水が漏れたらどうしよう!?」と一抹の不安があったが、このユニットを見る限り、そういった印象を与えない点が心強い。 ポンプが CPU ヘッド部に組み込まれているのが部品点数を減らした大きな成果だと思う。 | |
先日、なにげに手持ち部品で組み立てた Pentium4 の PC に動画をループ再生することで温度の上昇を標準的な CPU ファンと Corsair H50 の水冷で大雑把に比較してみたいと思う。 ケース内のファンは CPU ファン以外撤去するか、全て停止させた。 | |
CPU 温度を測るのに MSI の Core Center というユーティリティを使ってニコニコ動画を30分再生させて CPU 温度を測るつもりだった。 …が、このユーティリティを使っていると、どうにも 10分程で PC がハングアップしてしまう。最初原因が判らず悩んだが、Core Center をアンインストールすることで解決したので、これが原因だと思う。 | |
実は、以前にもマザーボードのユーティリティで長期に渡って悩み続けた問題があったので、今回もその類だろうとサッサと諦めた。
当時は半年位悩んでたな、しかし… | |
Corsair H50 のポンプを内蔵した水枕と言うべきヘッド部 | |
ラジエータ部のファンは純正品の 12cm ファンから、光物&回転数調整ボリューム付きファンに変更した。(試験中は回転制御ボリュームは最大とした) 尚、取説にはファンはインテーク方向に向けろ!と書いてあるので、PC ケース内に吸気する風向きで使う点に注意!(逆だと絶対ダメって訳ではなくて冷却効果が落ちるらしい) | |
リテンションパーツは、LGA775 の他に、LGA1156、AMD AM2/AM3 に対応している。 その為、使用する CPU に応じてバックプレートのネジ位置が異なるので取説をちゃんと読んだ方が無難。 | |
リテンション・リングに取り付けるビスも8本付属していて、全部同じビスかと思ったら2種類あるし、プラスチック製のスタッドも2種類ある。 最初皆同じだと思って間違えた。 | |
マザーボードにバックプレートを装着する。 | |
表面にリテンション・リングを軽くネジで留める。 ヘッド(冷却ユニット/ポンプ)を取り付けてからネジを閉めるので、軽く留めておく。 | |
どの位、ネジを締めたら良いかイマイチ手応えないので、適度に締めたら辞めておかないと、リテンションを壊すことになるかも知れない。 | |
ポンプ用の電源は 3P でマザーボードの適当な Fan 用端子から取れとマニュアルに書かれている。 ラジエータ・ファンは自分は CPU ファン端子に繋いだが、水冷の場合は CPU 負荷の上昇に対して温度上昇が遅れるので、ケースファン用の端子等に繋いだ方が良いかも知れない。(結果的には CPU 側で問題なかった) | |
これまで 4P の PWM 制御ファンを使っていたので、忘れずに 3P ファンを繋いだことを BIOS で設定する。 これを怠ると、ファンの減速回転制御が巧く行われない。 | |
3P 設定として最初の起動時は、CPU が冷えているので、ファンが全く回らない状態だったが、CPU が暖まるに連れて徐々にファンが回転する様になった。 |
で、Windows 上から CPU 温度を測る手立てを失ってしまったので、30分後に PC を再起動直度に BIOS の H/W monitor で CPU 温度をみてみた。
空冷 CPU ファン | CPU 72℃ System 47℃ FAN 回転数 3,750 |
水冷 Corsair H50 | CPU 46℃ System 51℃ ラジエター FAN 回転数不明 |
上記の通りで、空冷のファンは終始煩い騒音を上げて冷却していたのと比べて、水冷の方はファンの回転も少なく(何故か回転数がマザーで読み取れない)音も静かで、しかもよく冷える。効果絶大と言える。
ポンプの動作音は極めて静かで、熱帯魚を飼育している人なら判ると思うが、起動時に少し ”ブシュブシュ” と水が回る音が出るものの、数秒で、ほぼ無音化する。また陸上から水中ポンプを始めて水中に落とした際、起動時にインペラーが空気を噛む ”がらがら” と言った音も出ない。
水冷の方が、System(マザーボード上の)温度が4℃高いのは、ケース内に唯一存在するラジエターファンが吸気方向だった為、排熱が成されない為だと思う。なので、実使用の際はケースに排気用のファンを装備した方が無難だろう。
静音目的に、時期 PC で本格的に使おうと思う。
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コメント
こんにちは
温度を測るソフトならHWMonitorがオススメです。
「HWMonitor」は、各種ハードウェアの温度 / 電圧 や、ファンの回転数をモニターするソフトなので結構便利ですよ
http://www.gigafree.net/security/health/hwmonitor.html
投稿: amo | 2009年11月28日 (土) 19時01分
amo さん、コメントありがとうございます。
HWMonitor で温度測れば良かったです (T T)
投稿: ひで | 2009年11月28日 (土) 21時07分
買ったんですね CORSAIRの水冷CPUクーラー
この前秋葉原でイベントがあった時に見てきたけど、手軽にセッティング出来ていいですよね。
水冷というとかなり面倒なセッティングをイメージするけど、これなら自分でも簡単に組めそうです。
セミナーでCORSAIRの社長が言ってましたけど 販売し始めたらすごい人気で、あっという間に品薄になって急遽生産台数を増やしたらしいです。
現在は秋葉原だと何処に行っても置いてましたけど。
でも ひでさんの記事を見るとLGA1366には対応してないようですね。
TDP130WのCPUでこそ使いがいがあると思うんですけど・・・
これで ひでさんのCorei7導入も近いかな?
現在はi7・860を売却したので、i5・750で頑張ってます。
やはり普通に使う分にはほとんど変わりませんからね この2つのモデルは
でも ハイパースレッティングに少し未練が・・
まあ 購入した金額より5000円以上高く売れたので儲けにはなりました。
投稿: デコラ | 2009年11月29日 (日) 15時36分
デコラ さん、まいど!
>これで ひでさんのCorei7導入も近いかな?
予算が全く立たないので予定はありません。
このクーラーはイイですね。ホントに!
取り扱いが簡単ですし、大きな TDP の CPU では試してませんが、
効果も大きい様です。
ただ、ハイエンド PC で使用する場合これまで CPU ファンの排気で
ビデオカードを冷却してた人は、別途ビデオカード用に送風する等を
考えないといけないと思います。
投稿: ひで | 2009年11月29日 (日) 21時19分