スピンアップしなくなった HDD のデータを救いたい

　会社の同僚から、故障して動かなくなった外付けの HDD からデータを救って欲しい…と要請を受けた。

	USB 接続の外付けドライブ （buffalo HD-250US） だが、なるほど電源を入れても HDD がウンともスンとも言わない。 　で、内蔵している HDD を取り出す。
	左が故障しているドライブ WD2500 (IDE） 　右がたまたま手持ちだった同型のドライブ…しかし、SATA インターフェース
	ドライブ自体はどうみても同じ形だし、インターフェースが P-ATA(IDE)、SATA の違いはあるものの、データが読めれば好として制御基板を入れ替えてみました。 　電源を接続すると…

　スピンアップしました！

　が、”カコーン、カコーン” と HDD 故障時の典型的な音が数回したと思ったらスピン回転が止まりました。

　これでは、データを読む処ではありません。

　過去にも、スピンアップしない HDD の制御基板を交換することで、データを救ったことがある。この時は容量や型式が違うものの基板交換にて見事にデータ救出を行うことが出来た。

• 基板交換で HDD の故障を直す！　2011年6月

	故障したドライブと同時期の Western Digital 製 P-ATA の HDD がないか探すと、やはり buffalo の外付けドライブに内蔵されてました。
	左：動作に問題の無い WD3200 　右：故障しているドライブ WD2500 　どちらもインターフェースは P-ATA だが、容量が若干違う。
	制御基板もデザインが異なるが、HDD 本体とのコネクタ部がコンパチなので、ダメ元で制御基板を入れ替えて電源を入れてみた。

　やはり、スピンアップするものの、”カコーン、カコーン” を繰り返し最後にスピン回転が停止してしまう。

　結論：誠に残念ながら、HDD 本体の故障で制御基板を交換してもデータの救出は出来ませんでした m(_ _)m

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