PowerDirector 12 のクロマキー合成機能を使う

　自分が作るダンス動画は、実在の踊り子さんと 3D キャラクターを合成したりする都合上クロマキー合成を行なうことが多い。

クロマキー (Chroma key) もしくはクロマキー合成（クロマキーごうせい）はキーイングの一種で、特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術。　クロマキー wikipedia より引用

　ニコニコ動画で galaxias! という曲の振りを見ていたら佐倉紗織さんが歌う、Just be with you. を踊ってみたくなったので、踊りました（笑）…が、この曲は随分と昔のことだが 2006年2月24日に戯画から発売された18禁アドベンチャーゲームである 『angel breath』 の主題歌なのである。（因みに、このゲームを遊んだことはない）

　いわゆるエロゲーの主題歌であるｗｗｗ

　しかし、侮ることなかれ、過去にも佐倉紗織さんが歌ったエロゲーソングは、そうと知ってか知らずか大変人気があって、True my heart もエロゲーソングだったりする。

　CyberLink 様から PowerDirector 12 の提供を受けた際に、精度が向上したクロマキーも、ひでさんの用途で是非試して頂きたい機能だということでした。

　前置きが長くなった。

　さて、PowerDirector 12 を使って動画を合成するのは簡単だ。

　今回も公園でいつもの 3D キャラクターが踊る動画を作りたい。

　予め、青色のバックでダンスする動画を作っておき、背景動画を用意しておく。

　ビデオトラック 1 と 2 にそれぞれ、背景動画、クロマキー合成用（背景が青）ダンス動画を置いてトラック２に置いたビデオファイルをダブルクリックすると、「PnP デザイナー」 ウインドウが開きます。

	「PnP デザイナー」 ウインドウのプロパティ・タブを選択します。 　[v] クロマキーを有効にする…をチェックし、スポイトのアイコンをクリックし、背景の好きな場所をクリックすると、キーとなる色が選択出来ます。
	必要なら、強度の許容量/色相の許容量スライダーを調整します。 　強度の許容量が低いと背景の青味が残り、色相の許容量が高いとキャラクターの輪郭が消えてしまいます。

　尚、PowerDirector 12 では新たに…

• 精度の許容量
• エッジのシャープネス

設定が加わりました。

PowerDirector 12 のマニュアルに依れば… [色相の許容量]、[彩度の許容量]、[輝度の許容量] スライダーを調整して、選択した色/背景 (グリーン スクリーン) を除去します。PiP メディア下の画像/動画が完全に表示されるまで調整します (PiP メディアの品質が落ちないレベル)。 [エッジのシャープネス] スライダーで、表示される背景の PiP メディアのエッジを微調整します。エッジをシャープにすることで、PiP エフェクトをさらに本物らしく表現できます。 　と書かれていますが、理屈よりも、兎に角スライダーを色々と動かしてイイ感じにする（笑）ってことで…

何れの設定も 3D モデルと背景の境界部分に影響が出る。 　右：スカートと右腕の輪郭がシャープになったのが判るだろうか？

　冒頭の YouTube 動画が今回クロマキー合成した動画です。

3D モデルを撮影しているカメラの画角と背景の公園を撮影しているカメラの画角に違いがある為に、違和感を覚えた人は流石です！
しかし、細かい突っ込みは無しでお願いします（笑）

　実は、PowerDirector 11 では問題の無かったことが、PowerDirector 12 を使うことで問題が発生しました。

　この問題は、恐らく私だけ…PowerDirector 側に問題があるというよりも…私が使用している 3D キャラクター me to me の西園寺雅にだけ発生する問題。

　もっと詳しく言うと、西園寺雅の髪の色で問題が起こりました。

PowerDirector 12 のクロマキー合成機能を使う（その２）へ続く…

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