BOSE 天井スピーカ 111TR を 111CL-III 様に改造する

　1年ほど前、ダイニングの天井に 175TR を取り付けたはイイが、イマイチ低音の出が悪く気に入らなかった。

• JUNK な BOSE 天井スピーカ 175TR をゲット　2013年9月

　天井裏には、ウーファも設置してあるけど…

• BOSE 501X ウーファーを天井裏へ設置　2012年10月

　で、この度、某オークションで中古のハイ・インピーダンス仕様 111TR を落札し、此れが届いた。最初からロー・インピーダンス仕様の 111CL-III を落札すれば改造が必要ないけど、若干落札相場が高いので、なるべく安くゲットしたかった。

　因みに 111TR ペアでの落札価格 \8,250（送料別）

	黄色く変色してない物を落札した。
	ケースを開けるには、六角ナットをペンチ等で押さえて全面から＋ドライバーで天井固定ビスをナットから外す。 　全部で４本 　樹脂製のナットが入っているので紛失しない様に…
	バッフル板にも黒いネジが４本刺さっている。 　オークション出品者は、＋ドライバーで簡単に開けることが出来ると説明文を書いているが、実際にはトルクスドライバが必要！
	裏面にも１本＋ドライバーでネジを外す。
	中を開けると、インピーダンス・マッチングトランスが入っている。

　さて、Lo インピーダンス仕様に改造する方法は、以前 101TR で行った方法と全く同じ改造を行う。

• Hi インピーダンス仕様の BOSE 101TR を Lo インピーダンスへ改造　2012年9月

　ロータリー・スイッチの配線を少し変更するだけで、Lo インピーダンス 6Ω ～ Hi インピーダンス  5,050Ω と幅広い選択が可能な方法なので画期的だと思う（自我自賛）

　作業も、トランスを外してバイパスするより簡単ではないかな？

　ここで、実際の 111TR を使って改造方法をおさらいしよう。

	先ずは結束バンドを切る。
	ロータリースイッチの端子間をブリッジしているリード線を切断。
	これで空の端子が１つ出来る。この端子に繋がっているリード線の残骸は半田コテで取り除く。
	次に、白いリード線の中央部分を…
	切断する。
	被服を剥いて、双方を捩る。
	半田を付けて、長さを調整する。
	１つ開けた端子へ2本の白いリード線を半田付けする

　改造作業は以上。

　下が等価回路

最後に、裏面ロータリースイッチの白いマークを図の方向に合わせる。

　これで、Lo インピーダンス仕様のスピーカに早変わりする。

　High インピーダンス仕様として使う場合は、インピーダンスを 880/1280/2440/5050 等と必要な位置に合わせれば OK

一番面倒なのは既に取り付けてある 175TR よりも大きな穴 （235mm） を開け直すことだ。 　最初から大きな穴を開けるのは簡単だけど、穴の中心を決めるのに天井裏から何等かの工作を行わないと… 　幸い軽天の間隔が 250mm 以上あるので、大きなユニットを天井に埋め込むことは可能。 　天井工事は週末にでも行う予定。

　追記：工事しました。

• 天井スピーカを BOSE 175TR から 111TR に交換

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