Windows update のバグで壊された UEFI のファームを正常化したい
…の続きです。
Microsoft の Anser Desk とチャットしました。 |
Windows update 後に二度と起動出来ないなら、Windows 10 用のドライバを手動でインストールしてみる提案を受けました。
- Surface Pro 2 Download Center
Surface Pro 2 用の Windows 10 ドライバは Windows update 以外にもダウンロード出来たんだね…
指定されたページへ行ってダウンロードボタンを押して、Surface Pro 2\SurfacePro2_Win10_150818_0.zip をダウンロードします。
ドライバがインストールされました。 バージョン:2.5.250.0 |
しかし、ドライバには「!」マークが付いていてドライバを有効化する為には PC の再起動が要求されます。
いやな予感がしますが、再起動すると
いつもの…システムの「更新プログラムのインストールが終了するまで、しばらくお待ち下さい。」画面でハングアップします。 |
ハングアップした後はいつもの通り OS が跳んで UEFI 画面のループ。
OS が起動中のドライバのインストールはドライバのインストールであって、ファームウェアの書き換えは再起動にて行なわれるらしい。で、バグ入りの 2014 年 3 月 11 日のファームウェア アップデートを引いてしまった人は、二度とファームウェアの書き換えが出来なくなるという寸法。
- [2014 年 6 月 19 日最終更新] Surface Pro 2 の 2014 年 5 月のファームウェア更新についてのガイドライン Microsoft Surface BlogS
Surface Pro 2 の、2014 年 3 月 11 日のファームウェア アップデートを適用すると、ごく一部の端末において、起動しなくなるという問題が発生します。この 3 月のファームウェア更新プログラムは Windows Update 経由で自動的に配信がされます。
起動しなくなる不具合が発生した場合、ハードウェア交換対応を行わせていただきます。
改めて、この件について MS の Anser Desk に交換を要求しましたが…
保証期間を過ぎてからでございますと、大変恐れ入りますが無償での交換は出来かねてしまいます。
ご購入された日から一年間は保証が適用されるのですが、超えておりますと恐れ入りますが有償でのご案内をさせて頂いております。(因みに保障は 2015/6月迄でした)
との回答でした。しかも約 5万円の有償交換費用が発生。
え?Microsoft の瑕疵担保責任であっても保証期間を過ぎると、リコールに対応しないのか??
というか、「ごく一部の端末において、起動しなくなるという問題が発生します。」と認識していながらリコール扱いとは考えてないらしい。
先方は至って冷静でしたけど、当方はもう喧嘩しそうな勢いです(笑)
Q:品質保証部の責任者出して下さい!
A:一般の方への取次ぎは行なってません。
Q:では、どうすれば品質保証部にコンタクト出来ますか?
A:申し訳ございません。出来かねます。
Q:MS はごく一部とたかを括っている様に思えますけど、この情報を知らずに故障したと思って、手放している人も多い筈です。MS の Windows update ミスが原因で、そうとは知らず故障を申し出れなかった人を救ってください。
A:恐れ入りますがファームウェアの更新による症状に関しましては、該当のファームウェアは廃止されております。
Q:だから、その当時にたまたまハズレを引いてしまってから二度と起動出来なくなって
A:交換については、保証期間を超えている場合はいかなる場合でありましても有償交換となります。
中略
A:恐れ入りますが、先程の操作で改善しないとなりますと、故障と判断し交換以外に方法はないご状況にございます。
Q:切り口を替えます。デバイスマネージャの UEFI 2.5.250.0 は停止させて Windows 10 を使い続けると何か障害はありますか?
A:確認させて頂きます。少々お待ちくださいませ。
A:そのような使用方法の想定はしていない為、どのようは障害や制限が出てしまうか分かりかねてしまいますが、何らかの障害などが出る可能性もございます。
Q:4ヶ月前に申し出てれば良かった訳ですね?Microsoft の対応が大変残念でした。
A:本体交換に関しましては保証期間内にご連絡をしていただくよう、皆様にお願いしております。
Q:以上のチャットの内容は私のブログで公開させて頂いても構いませんか?
A:お客様が個人的に公開されているブログについては ご本人様のご自由でございますので、こちらから何か申し上げることはございません。
というチャットの内容でした。
Microsoft を頼れないので自力で妥協策を見つけるしかありません。
で、Windows update 後は再起動が要求されるので、これに従うといつもと同じフリーズ、OS が起動しない状態に。
先ほどは UEFI に絡むデバイスドライバだけを停止しましたが、今度はファームウェア全てのドライバを停止してみます。 |
ファームウェア全部のデバイスドライバを停止しても Windwos update ではシステム ファームウェアの更新 - 2015/07/23 が必ずインストールされてしまいます。
どうやっても UEFI のファームを更新する仕組みとなっている様ですが、フラッシュ書き換え出来ない為にハングアップします。
この項目だけインストールしない様に出来ないか明日再び MS へ質問してみようと思ってますが、ダメだろうな…
Answer Desk に事態を説明するのも大変なんだよね。普通の人じゃ巧く説明も出来ないと思われ…
私も某メーカーの品質保証部員であることを以前書きましたけど…
私が MS だったら、どうするかな?少数客なら無償交換に応じてしまいそうだ(笑)
「ファームウェアの更新による症状に関しましては、該当のファームウェアは廃止されております」…バグ入りの update の配信は引っ込めたから問題は解決していると思ってる MS の品質保証部の考えはダメだな。再発防止策と謝罪を要求したい。
保障期間過ぎたユーザが、この先またバグ入りの Windows update で FlashROM 壊されたとして、保証期間過ぎてるから有償ってのはメーカーの対応としては酷い話だと思うぞ!
追記:
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コメント
ひでさん、こんばんわ!ご無沙汰していますm(_ _)m
いまさらの話なのですが、Windows8.1でUEFIを更新するとうまくいったりしないかな?と思いました。
SSD以外のUSBメモリなどから起動するためには、
UEFIの[Secure Boot Control] (セキュア ブート コントロール)を
[Disable] (無効) を選択します。これにより、Surface で SSD 以外の起動可能な代替デバイスが検索されます。
http://www.microsoft.com/surface/ja-jp/support/storage-files-and-folders/boot-surface-from-usb-recovery-device?os=windows-10
とありました。
これでWindows 8.1インストールUSBから起動できるのではないかと・・・
確認する機材(実機)がないため見当違いかなとも思いましたが、Windows10にこだわっているのではなくて、Windows8.1がインストール&
起動できればいいんですよね?
投稿: やさいさん | 2015年10月24日 (土) 20時52分
いつも拝見させております。偶然?にも当方も最近 充電しないsurface2を入手しました。proとは違いますが、同じように UEFIに三角ビックリマークで止まっています。 surfaceRT版の場合Windowsupdate経由では更新できず何度もリフレッシュや初期化をおこないましたが未だ充電できない状態です。
ひでさんの場合私がマイクロソフトサポートに聞いた方法で直らないかと思いましたのでとりあえずお伝えします。
RT版に限らずsurfaceはほとんどのモデルでファームウェアの更新トラブルがあるようです。せっかく良いハードウェアを作ったのにソフトウェアメーカーであるマイクロソフトが混乱しているのは皮肉ですね。
私の場合はバッテリー認識の不具合ですので UEFI不具合にはあたりませんが参考までに
まず私の場合はバッテリーなのでデバイスマネジャーからバッテリーのドライバを削除します、次にアクションセンターから トラブルシューティング→システムセキュリティ→Windows update →詳細設定で管理者として実行します Windowsupdateの不具合をサービス停止して修正してくれます。 電池切れのRTはこれで治るそうです。
私の場合は電力不足のACアダプタなので書き換え時に電源が切れてしまい書き換えに失敗します。
UEFIのドライバあたりを削除してみるのも「あり」かもしれません。
現在、大容量のACアダプタを買うかもう一台surface2を買うか迷っています。
私の場合いじるのが目的化してしまい 使うことはあまりなくオークションに出してしまうのですがね・・・
投稿: ayu | 2015年10月24日 (土) 21時21分
やさいさん さん、お久しぶりです
UEFI disable は真っ先に確認したのですが、何故か起動出来る OS は
Windows 10 だけなのです。
例え Win8 がインストール出来たとしても Windows update で UEFI のファーム更新が
掛かると、flash の書き換えが出来なくなっている為、何をやってもダメな様です。
MS もハードの交換するしかないと明言してます。
投稿: ひで | 2015年10月24日 (土) 22時15分
ayu さん、コメントありがとうございます
ドライバの削除ですけど、削除しても再起動すると復活してしまうので、
ドライバの停止を行なった訳ですが、ドライバ停止しているにも関わらず
Windows update でファームを更新しようとするんです。
現在出回っているドライバのバージョンは 2.5.250.0 なのですけど
最新ドライバで UEFI の壊れたファームはどうにも修正出来ないそうです。
ハードの交換しか…
ドライバはあくまでソフトで、ファームはハードウェアですけど、ハードウェア
が windows update に依って壊されているので、どんなドライバを以ってしても
ハードが治る訳じゃないんですね…
ソフトウェアがハードウエアを壊すのは普通は難しいことですけど、
どんな風に壊れたのんですかね?
分解してデバッグ端子か何かにアクセスすればメーカーなら修正可能
なんだろうけど…
どうにか Windows update からシステム ファームウェアの更新を排除
出来ればイイのですが…
このままだと、本当に Surface Pro 2 がゴミにしかならない。
Windows 10 は Windows update 止められないし
投稿: ひで | 2015年10月24日 (土) 22時24分
既にご存知かもしれませんがWindows10の初期設定時のポリシーの選択項目「自動更新を構成する」
を無効にすればWindowsupdateを止められるそうです。
投稿: | 2015年10月24日 (土) 22時49分
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2015/07/31/windows-10-windows-update-show-or-hide-updates-troubleshooter.aspx
こんなものも見つけましたので試してみては如何でしょうか?
投稿: | 2015年10月24日 (土) 23時14分
名無し さん、コメントありがとうございます
Windows 10: 問題を起こした更新プログラムやドライバーを Windows Update で一時的にインストールされないようにするツール
インストールしてみました!
結論から言うとダメでした。
KB~で始まる更新は有効に働くのですが、システム ファームウェアの更新は
KB~と違ってブロック出来ませんでした。
どうやってもインストールされてしまいます。
詳細は明日、記事を書くつもりです。
投稿: ひで | 2015年10月25日 (日) 01時45分