充電出来なくなったタブレットの microUSB コネクタを交換

　スマホやタブレットは、充電の度に MicroUSB 端子を抜き挿しすることで端子が接触不良を起して遂には断線してしまう例は多い。

• 便利な充電ケーブルを購入！　2016年3月

　こんなケーブルを使えば端子への負担を軽減出来て MicroUSB 端子も延命出来ると思われる。

• Nexus7 2012 に QI レシーバを内蔵する　2015年2月

　スマホやタブレットは Qi 充電をもっと取り入れて貰いたいと思う。

　… Nexus7 2012 年モデルは実は10台位修理しました。

　うち３台はハードオフに \5,000 で売ってしまった　（後に店に行くと \12,000 で売ってた）。もし、\5,000 で欲しい人が居たら今後は譲ってあげます。（今や中古で \12,000 じゃ誰も買わないと思うけどね）

	液晶ワレの JUNK な Nexus7 を久々に入手しましたけど、問題は液晶だけでありませんでした。 　充電出来ません。
	USB のプラグを挿抜する際にコネクタに応力が掛かってリード線が金属疲労から断線してました。 　コネクタ部はフレキシブル基板が採用されているので、コネクタの応力を逃がす設計にはなっていますけど…
	Nexus7 2012年モデルの USB、オーディオ基板です。
	MicroUSB コネクタは幾つか買い置きしてます。
	断線したコネクタを取り外します。 　赤丸部分のコネクタ固定脚が左右に４箇所あって基板を貫通して半田付されてます。
	半田を溶かして固定脚を外すのは極めて困難な為、ニッパで破壊します。
	脚を切り取りました。
	後でランド上に残った金属片を半田コテで取り払います。 　半田付けされた部品を外す際に ”誘い半田”（少ない半田では取り外し辛い為、半田をむしろ足して外し易い様にする）のテクニックも応用します。
	用意した半田コテは３本 　左から、15W 、60W 、20W 　用途はそれぞれ、リード線溶着、金属片除去、固定脚溶着
	半田付が細かい作業なので、自分の様な年寄りはルーペ無しで作業出来ません（笑）
	0.6mm と入手困難な細さの半田を使います。 　1mm 位なら手に入り易いけど…
	用意した MicroUSB コネクタのリード線が微妙にランドまで届かないので、基板をダイヤモンドカッターで削ってリード線が届く様にしました。 　あ～めんどい！
	リード線を 0.6mm の半田と 15W の半田コテで半田付しました。
	最後に 20W の半田コテで固定脚を半田付して完了です。

　MicroUSB 端子は Mini USB の 1,500 回と比べて 10,000 回の抜挿回数を誇るそうですが、現実的には 10,000 回抜き挿しする前に故障するのが普通で、充電中にケーブルを足で引っ掛けたりすれば著しく寿命が縮まります。

　MicroUSB 端子が壊れただけで、ゴミとなってしまうスマホやタブレットをダメ元で治してみませんか？

• プロードライザを交換しても再起動が掛かる dynabook で AC 使用時の電源の汚さを目で見たい（その２）　2013年6月

　ただ、15W の半田コテが無いとダメです。30W とか 60W しか持ってないからと言って作業を強行すると失敗します。（多分）

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