SONY Xperia Z2 Tablet の液晶を交換: ひでのブログ

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　SONY Xperia Z2 Tablet の液晶を交換しようと思った切っ掛けは、この動画を見たから…

　なにやら特殊な工具を使って簡単に液晶パネルを外している。

　しかし YouTube 動画を見ても、どの様に手で持って使うのかは、イマイチ判らない。

　iPhone 等ではサードパーティがツールを作っていても、SONY の特殊工具となると、入手するのは困難と思われる。

　さて、工具はなんとかするとして…

　既に液晶ワレしている本体を使って色々と試してみました。

	ヒートガンを使って両面テープの粘着を弱めて剥がす方法を試してみます。
	ドライヤー等を使って蓋を剥がす方法が書かれたサイトは多々あれど、何度の温度で暖めれば良いという情報は見つかりませんでした。　とりあえず 200℃に設定してみます。
	糊が柔らかくなったことを確認して、いつも使っているプラスチックの ”へら” とか吸盤を使って液晶部を剥がそうとしましたが… 　僅かな応力でデジタイザ割れました
	既に割れているパネルなので、想定の範囲です。　なんとか、パネルを分離出来ましたけど…
	ご覧の通り熱を与えて剥がす方法では、熟練者のトレーニングを受けないと、デジタイザを割ってしまうこと必須です。
	更に、デジタイザ用のフラットケーブルまで切断してしまいました。
	この状態でも、いちおう画面表示は出来ます。　こうなるとデジタイザが無用の長物なので…デジタイザと液晶を熱を掛けて分離しようとヒートガンの温度を上げたら、赤丸部分の液晶が白く変色してしまいました。

　兎に角、熱を加えて引き剥がす方法は素人にはリスクが高過ぎて実践すべきでないと思います。

　↑実は、ここまでは昨日の作業でした。

　本日は、起動しない JUNK な SONY Xperia Z2 Tablet が届きましたので、この本体から液晶パネルを取り出したいと思います。

	落札物は思った以上に綺麗な代物でした。　やはり、充電してもランプが点かないし、起動出来ませんでした。
	さて、用意した工具ですが… 　100μm の厚さのステンレス製シムです。（シム＆ゲージ）シクネステープ SUS 等で検索すれば m 巻きでテープ状の測定工具が見つかります。
	幾つかの厚みを手で触って確認しましたけど、100μm の厚みが、しなやかであって弾力も有り、粘着テープを切削するのに丁度良いと判断しました。
	板バネの様に薄いので自由な形に変形するけど、直ぐに元に戻る。

こんなイメージです。

ヘラの類で応力を掛けると簡単にデジタイザが割れます！

	恐る恐る、筐体とパネルの間にシクネステープを挿入します。
	少しづつ粘着テープを切削する様に横へ移動させます。
	巧く糊が剥がれていきます
	上辺の１辺を分離しました。
	テープにキズは付きましたけど、まだ使えそうです。
	４辺を切削しました。　が、簡単には分離しません。
	中のフラットケーブル等に注意しながらヘラを入れたりして分離します。
	なんとか、デジタイザを破損させることなく、分離出来ました。
	一番危険なのが、正面から見て左下に位置するデジタイザのフラットケーブルです。　このケーブルを破損させない様にシクネステープで本体とパネルを分離しなければなりません。
	特に青枠部の STEREO スピーカの周りには他の縁に比べて粘着テープが広く貼られている為に分離し辛い部分です。　赤枠部にデジタイザのフラットケーブルがあります。