有線マイクで気に入っている SHURE BETA58A をライヤレス化しました。
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中古でも1万円は中々下回らない SHURE BETA58A を分解します。 |
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以前分解した為に SHURE の SM58 は断線して使い物にならなくなった教訓があります。 |
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慎重にパーツを分離します。
右:トランスです。 |
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マイクカートリッジ部だけ取り出しました。 |
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このままだとワイヤレス・マイク AT-CLM7000 に内蔵出来ないので惜しげも無くカートリッジを切断します。
ワイヤレス化に失敗したとしても、この時点で元には戻せなくなりました。 |
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こんな風に分離出来ました。
SM58 に比べるとリード線は随分と太いですが切断して仕舞わない様に気を付けます。 |
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一般的なカラオケ屋に装備されている audio-technica の AT-CLM7000TSX です。 |
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標準のマイク・カートリッジを取り外します。
スイッチのカバーを外して、カートリッジ分を回転させると簡単に外れます。 |
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で、SHURE BETA58A のカートリッジに挿げ替えます。 |
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出来た。 |
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グリルボールを装着すると、外観はカラオケ屋のマイクと何等変わりません。 |
この状態で先日一旦完成させたのですが、トランスを入れてません。
トランスレスでも音は結構まともに出るので大丈夫かな?と思ってましたけど、実際にカラオケ屋さんで使ってみると、本来の BETA58A の音が出ませんし、ハウリングを起こし易くなってます。
音質の差はトランスが原因と考えて、本日改めてトランスを内蔵することにしました。
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BETA58A のトランスです。 |
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樹脂で封しされている丸いケースを破壊してトランスだけを取り出しました。 |
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このトランスをワイヤレスマイクに内蔵出来ないか探ってみると… |
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青〇部分のプラスチックを一部カットすることで、トランスを内蔵することが出来ました。
ギリギリ収まったかんじです… |
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カバーを戻して…
トランスを内蔵しても外観は全く変わりません。
トランスの分だけ重量は増えました。この差は長時間持っていると疲れるレベルです。 |
で、本日改めてカラオケ屋で音出しを行いました。
…失敗です。
下の写真の様にマイクを分解せずに カラオケ用光学トランスミッタ作成 ② したものを使って使うと BETA58A の本来の音が出せます。
分解して本来のマイク・ハウジングと違う状態の為か、ワイヤレス・マイクに内蔵した方は全く良い音が出ません。トランスを外した時と同様にハウリングも起きます。
素人では想像出来ないマイク・ハウジングの設計ってものがあるのでしょう…
音質、ハンドリング・ノイズやハウリングを起こさない為のメーカー・ノウハウがあるのだと思います。電気的にはトランスミッタを使うのも内蔵も同じなので、マイク・ハウジングの問題だと思われます。
やはり、マイク本体は分解せずにトランスミッタを介してカラオケで使用するしか無さそうです。
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因みに、丸い白いスイッチを追加しましたが、此れは電源スイッチとは別にマイク・ミュートを行う為のボタンです。押している間だけミュートされます。
録音の際に重宝します。 |
…ということで、SHURE の BETA58A をワイヤレス・マイク化することは残念ながら出来ませんでした。(音が悪い、ハウリングし易いを我慢すれば使えないこともないけど)
コードがあると取り回しが楽でないし、ケーブルの付いたマイクって重くて長時間持ってると手が疲れるんだよね…(タレントさんは長時間よく持ってられるなと感心します)
追記: 気密性を上げて使えるレベルになりました。
ひでのブログ https://hidekyan.cocolog-nifty.com/blog/
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